今回ガラスやすりという個人的に未知のジャンルの道具を使ってみましたのでご紹介します。
ガンプラを含むプラモデルを作る中で「面倒くさいけどちゃんとやれば見栄えが良くなること」の一つとして「ゲート処理」があると思います。ただこれが結構面倒だし時間がかかる。特にクリアパーツ、クリアキットなんかはパーツが堅い分すぐにゲート跡が白化してしまうので、本当に丁寧に処理をする必要があります。
その作業を手早く簡単にしてくれる道具がガラスやすりです。

今回使ってみたのはプラモデル用工具メーカーGUNPRIMERの「RASER PLUS」。「ほんとにこれ工具?割と高めの化粧道具じゃなくて?」と思ってしまうほど質感の良さ。

研磨部を見てみるとドットのような物が無数にあり、触り心地は超ザラザラ。指を滑らせることも難しいくらいに。ガラスという硬い素材と、この作りのおかげで長期間ハードに使用しても研磨部が劣化しにくくなっているとのこと。

実際にクリアパーツのゲート処理を任せてみます。やする方向は長辺に沿うように。研磨部の粗さとしては#220番程度の粗さなのでモリモリとゲートが削れていきます。

5秒程度やするとこのようにゲート跡がテカテカに。ゲート周りの部分が削れてしまうということもなく、ぱっと見どこにゲートがあったのか分からないくらいになっています。

普通のやすりで研磨するとこんな感じに。ゲート跡自体は消せるのですがその周りも削ってしまって白くなってしまいます。もちろんもっと細かい目のやすりで研磨することでテカテカを取り戻せますが、何回も同じ部分をやすらないといけないのが面倒なところ…。
ガラスやすりなら1回の作業でサクッとテカっとさせることが出来る、ということですね。

プラモデルの完成度を手軽に5点上げたい方に

ゲート処理は面倒だし時間もかかるしで、正直出来ることならやりたくない作業の一つです。個人的に。
ただゲート跡が無くなるだけでプラモデルの見栄えが5点ほど上がると思っています。無視して別の部分に注力しても良い範囲ではあるのですが、(自分の範囲で)満点を目指すならやっておいた方が良い作業。そのため出来るだけゲート処理が簡単に出来たら嬉しいなと思っていたので、今回使ったガラスやすりは非常に大きな助っ人でした。
ゲート処理をやったことがない方や、やってはいるけどもう少し楽したいなと思う方、是非ガラスやすりを使ってみてはいかがでしょうか。
それでは。