新たな沼へ。だってオタクだもの。
例の流行り病が比較的落ち着きを見せ始めた2022年の暮れ頃、寒さもあって休日を自宅で無為に過ごすことが多くなっていたので、新しい趣味を始めてみることにしました。
それは「ガンプラ」
「ガンダム作品のプラモデル」のことで、イメージの中では家電量販店とかのおもちゃコーナーでズラーっと並べられてるアレ(数年前までは本当にズラーっと並べられてたのだけど今は…悲しいなぁ)。説明書通りに作るだけでも形になるんですけど、その先で色々やろうとすると結構奥が深いんですよ、いやホントに。そしてものすごく楽しい。
今回はその新しい趣味であるガンプラを始めたきっかけだとかをお話しさせていただければと思います。
なぜ今「ガンプラ」を始めたのか
とは言っても実は初めて作るというわけではないんですよね、ガンプラ。学生の頃に数個だけ説明書通りにというだけですが、一応作ったことはあります。
ガンダム自体もマニアというほどではないですが人並みに好き(というか基本的にロボットが好き)で、大学生の頃に友達から勧められたガンダムUCで入門してからは、それ以降のTVシリーズとか映画は割と見てきていると思います。ビルドファイターズシリーズとか鉄血のオルフェンズとかナラティブとか。ガンダムは数年置きくらいで新しい作品を供給してくれるのがとても良いと思う。
ガンプラをやり始めた最近では、「機動戦士ガンダム(いわゆるファーストガンダム)」とか「ガンダムSEED」とか気になった作品からドンドン履修していっています。SEEDは絵柄で食わず嫌いしてたんですけど、いざ見てみたらめちゃくちゃ面白かった。続編のDESTINYはこれから見ます。

さて本題。学生の頃に数個だけ作ってやめてしまって、それ以降も適度にガンダムと関わりがあってガンプラを始めるタイミングはあったにも関わらず、なぜ今思い立ったのか。
タイミング的にも分かる方は分かると思います。そう、新しいガンダムが始まったんですよ。いろいろとネットの海で話題になった「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が。(1クール目が終わった今だから言えるけど、ホントにいろいろな意味で話題になった)
そしてその主人公機のガンダムエアリアルがめちゃめちゃカッコよかった!めちゃくちゃ好みのデザイン!ティザーPVの段階から「オア!カッコいい!」って。
百聞は一見に如かず。とりあえずPVを見てほしい。
痺れましたね。全体的にシンプルなデザインで、何より「顔にへの字がない!」って。
基本的に顔にへの字がないガンダムが好き。Zガンダムとかガンダムエクシアとかダブルオークアンタとか(検索したらあ~こんな感じねってなると思う)。ちょっとワルそうな顔がいいよね。
そして好みのガンダムを見て思ってしまうのが「ガンプラ組みたいな~」ということ。エアリアルのガンプラが発売したら買ってみるか~と軽い気持ちで考えました。
でも知らない間にガンプラを取り巻く環境がめちゃくちゃ変わっていて、探しても探しても全然売ってないんです、お店に。ガンプラってもっとその辺の家電量販店とかオタクショップにズラーっと並んでなかったっけってなったものです。(例のウイルスの流行によるインドアエンタメの隆盛の影響らしい)
そうして「もうオワリだぁ…」と途方に暮れていたのですが、ガンダムに詳しい友人から「ここに在庫あるよ~」と某ホビーショップの通販を教えてもらって事なきを得ました。(ありがとうございました)

そうして手に入れることができたガンダムエアリアルのガンプラ。箱絵がカッコよすぎる。オタク心をくすぐるぜ。

そして勢いそのままに、ノンストップで黙々と組み上げたエアリアルがこちら。ほぼ説明書通りに組んだだけなのですが、組んでる最中の「だんだん形になっていく感覚」だとか「組みあがった時の満足感」がたまらない。というか1000円ちょっとのガンプラをほぼ説明書通りに組んだだけでこれができるのすごくない?
ガンプラってランナー(パーツを固定している枠みたいなやつ)からパーツを切り離したり、パーツを組み合わせたりと「時間をかければ必ず前進する」のが精神衛生上とても良い。
私は他の趣味としてこのブログだったりイラストだったりというものがあるのですが、どちらも「迷って手が止まる時間」がめちゃ多いんですよね。だから時間をかけてもその分進めるという訳じゃない。これが結構辛い。その分出来上がった時の達成感とか満足感とかいろいろな感情が混ざったアレが良いんですけど。
それに対してガンプラは今のところ時間をかけたらその分進むし、出来上がった時の何とも言えぬプラスな感情もある。説明書通りに作ることで最低限のクオリティも保証されている。お得すぎる。という考えから次から次へとガンプラを買ってしまって、ドンドンのめりこんでしまったという訳です。ガジェットとかに比べると安いし、コスパで考えてもいい趣味だと思う。
みんなも作ろう。

「ニッパー」と「これ好き」があれば始められる趣味

久しぶりにガンプラを組むときに思ったのですが、ガンプラの魅力のひとつとして「趣味としてめちゃくちゃ始めやすい」ということがあるなと思います。
新しい趣味をいざ始めようとなった時に、必要なものが多かったり初期投資が大きいと尻込みしちゃって、最悪そのまま始めずにオワリってなってしまうことが結構ありませんか。
でもガンプラを始めるときにマストで必要なのではただ一つ。「ニッパー」だけ。種類や切りやすさだとかの性能で価格差はあるけれど、とりあえずで始めるなら数百円の安いもので問題なし!(高いものは数千円したりする)
ガンプラは最初からパーツごとに色分けされてるし、穴や溝を組み合わせることで固定できるようになっているので塗料や接着剤なんかもとりあえずは必要ないです。すごい。

あと強いて言うなら「かっこいい!」とか「これ好き!」と思うHEARTが必要なのかなと思います。そう思えないものを作ってもつまらないと思いますしね。
元々好きなガンダムがあるならそのガンダムのプラモデルを作ればいいと思うし、よく知らないけどなんかかっこいいなと思えるガンプラがあったらそれを手に取ってみればいいと思います。ガンプラの箱絵は大体かっこいいので、ビビっときたやつを選べばOK。
あとガンダムはポケモンみたいに「世代」があると思うので、自分がどの作品の世代なのかを調べてみて、その作品のガンダムを組んでみたりとかもアリじゃないかなと思います。私はガンダムダブルオー世代なので、ダブルオーの主人公機を組んで並べたりしています。かっこいい。
要はとりあえずニッパーとなんかビビっときたガンプラ買って組んでみようという話です。したらばきっと楽しさ面白さが分かるはず。
みんなも作ろう。


そして「説明書通り」のその先へ

ガンプラは「説明書通り」の先に、自分で塗装したり「自分でパーツを作ったり、複数のガンプラを組み合わせて全く新しいガンダムを作ったりと果てしなく広くて深い沼があります。
私もしばらくはほぼ説明書通りにガンプラを作っていたのですが、最近その沼に足を踏み入れてエアブラシでの塗装を始めてみました。道具の使い方を勉強して、自分で色を考えて塗装する。これがただひたすらに楽しい。模型屋さんの塗料コーナーでいろいろ眺めて調色を考えるだけで数時間は潰せる。
と言いつつも、これからいろいろ突き詰めていくと、文章やイラストのように悩んだり立ち止まったり思い通りにならなかったりと辛い時間が増えてくんだろうなと思っています。これはもうしょうがないなと。どんな趣味も最初は100%楽しい染めだけど、突き付けていくと辛いと大変の割合が増えていく。覚悟をキメよう。
ただやっぱりその辛いと大変の先にこれまで以上の楽しさ・面白さ・達成感・満足感があると思うので、なんとか頑張って自分だけのガンダムを作っていきたいなと思います。
これからブログにも「こんな風に作ってみた」「こんな道具・技術を試してみた」という話を書いていこうと思っているので「楽しそうだな」「自分も作ってみようかな」と思えていただけたら幸いです。
まだ作っていないガンプラはいくらでもあるんでね…(これからも増えていきそう)

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